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「西梅田公園」の利活用活性化へ実証実験

 大阪・西梅田地区の公共空間の維持および活性化を目的に活動している(一社)西梅田地下道管理協議会は25日、「西梅田公園」(大阪市北区)の新たな利活用についての実証実験「Re:EDGE PARK Nishi-Umeda(リ・エッジパークニシウメダ)」を行なうと発表した。同市の「官民連携による西梅田公園の活性化に向けたトライアル実施付きマーケットサウンディング(市場調査)」に参加して実施するもの。

 同協議会の事前調査により、同地区のオフィスワーカーには、仕事の合間の気分転換など心身のリフレッシュやアフター5の楽しみといったニーズが一定数あることが判明。また、現状の公園利用の実態としては、ペットの散歩やランチの場といった一般的な利用に加え、ストリートスポーツやダンスの練習などさまざまな使われ方がされていることが分かった。

 こうした調査結果を基に、既存の利用者の日常利用を促進するとともに、新たな利用者の来訪を促す来園動機の多様化を企図。同地区の「EDGE(エッジ・端)」にある同公園を、暮らす人・働く人・訪れる人が西梅田らしさを体感できる場所へと再生、同地区の活性化および魅力向上につなげるため、さまざまな施策による検証を行なっていく。

 具体的には、日常的な利用者の利用環境をより快適なものとし、さらには同公園内での多様な過ごし方を誘発するため、椅子やテーブルなどといったストリート・ファニチャーを常時設置。加えて、スケートボードエリアの設置やキッチンカー等による飲食サービスの提供、アーバンスポーツ体験スクールの開催といった来園動機となるコンテンツを新規に導入。新たな公園利用者の来訪も促していく。

 期間は9月1日から11月30日まで。


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