三菱地所レジデンス(株)は28日、分譲マンション「(仮称)熊本市中央区南坪井町6計画」(熊本市中央区、総戸数46戸)に着工したと発表。熊本県での供給は初となる。
熊本電鉄藤崎線「藤崎宮前」駅徒歩3分、熊本市電「通町筋」電停徒歩8分に位置。建築面積402.14平方メートル、延床面積6,165.39平方メートル、鉄筋コンクリート造地下1階地上18階建て。専有面積は63.98~121.97平方メートル、間取りは2LDK~3LDK。
熊本市が推進する「まちなか再生プロジェクト」を活用し、高さ基準に係る特例承認を受けている。これにより、2025年1月に営業を終了した和菓子の「老舗 園田屋」の再出店スペースを基壇部に確保。地域文化の継承と商業機能の維持を実現した。また、特例承認を受けるにあたり、建物のセットバックを行なうことで地域に開かれた公開空地等を整備。歩いて楽しめる都市空間を創出する。
1階には「老舗 園田屋」が出店するほか、地元商店街の「上通一番街商店街振興組合」が地元スタートアップ店舗へ賃貸する予定。また、敷地南側に配した植栽等にライティングを計画。現在の明かりの少ない通りに配慮し、防犯まちづくりに貢献していく。地域住民用の防災備蓄倉庫も設置する。
竣工は28年12月の予定。