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木住協会員の戸建て、長期優良住宅比率が約5割に

 (一社)日本木造住宅産業協会は28日、2024年度の自主統計および着工統計の分析結果を発表した。

 対象会員(住宅生産事業者)計480社にアンケートを実施し、その木造軸組住宅の着工実績を国土交通省が公表している「住宅着工統計」と比較・分析している。調査期間は25年5月10日~7月1日。回答者数は393社で、回収率は81.9%。

 24年度の会員の住宅着工戸数は7万9,472戸(前年度比7.3%減)。うち、戸建てが7万2,325戸(同9.0%減)、共同住宅が7,147戸(同14.2%増)。戸建てのうち平屋住宅が1万2,853戸(新設項目のため前年度比較はなし)、3階建て以上が6,921戸(同18.9%減)となった。国の住宅着工統計における木造戸建て戸数の会員シェアは18.5%(同2.0ポイント減)。木住協会員が建設した戸建てのうち、平屋建てが17.8%(前年度比はなし)、3階建て以上は9.6%(同1.1ポイント低下)となった。エリア別に見ると、平屋建ては四国エリアで40.1%、九州で35.8%だったのに対して、関東エリアでは10.9%にとどまるなど、地域差が如実に表れた。3階建てについても、関東が16.9%、近畿が10.1%と2桁になった一方、北海道、東北、北陸、中国、四国、沖縄では1%に届かなかった。

 平成28年省エネルギー基準適合住宅は6万4,965戸(同0.3%増)とわずかに増加。同協会会員の戸建て住宅着工に占める割合は89.8%(同8.3ポイント増)となった。エリア別に見ると、北海道の98.0%をはじめ、東北、北陸、近畿、中国、四国、九州で90%を超えた。長期優良住宅建築等計画の認定戸数は3万5,491戸(同9.2%増)となり、同協会会員の戸建て住宅着工のうち49.1%(同8.2ポイント増)。全認定戸数のうちの同協会シェアは25.5%(同3.3ポイント減)だった。

 また、Nearly ZEHを含むZEH適合住宅は2万3,179戸(同10.6%増)、同協会会員の戸建て着工戸数に占める割合は32.0%(同5.6ポイント増)。太陽光発電搭載住宅は2万6,286戸(同3.0%減)、同協会会員の戸建て着工戸数に占める割合は36.3%(同2.2ポイント増)だった。

 28日に行なった記者説明会で挨拶した同協会専務理事の加藤 永氏は、「3月末の駆け込み着工の影響で4月の新設住宅着工は大きく減っているが、5・6月と回復傾向にはある。しかし、建築費高騰の影響で着工は減少傾向であり、急回復は難しいだろう。そうした中で、会員の手掛けた住宅の長期優良住宅認定比率が5割に迫っているのは特筆したい」などと話した。


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