不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

東急不、大型犬飼育可能な賃貸マンション

「コンフォリア・リヴ八坂富士見」外観
ペット飼育に特化した住戸を18戸設定。滑りにくいフローリングや消臭効果のある壁面タイルなどを採用

 東急不動産(株)は29日、サービス付きペット共生型賃貸マンション「コンフォリア・リヴ八坂富士見」(東京都東村山市、総戸数61戸)を報道陣に公開した。同社としては初めて「大型犬の飼育」と「多頭飼い」を認める賃貸マンション。ペット飼育者向けの施設やコミュニティスペースも設けるなどして、ペット愛好家に訴求していく。

 同物件は、西武多摩湖線「八坂」駅徒歩8分、同拝島線・国分寺線「小川」駅徒歩9分に立地。約2,080平方メートルの建設地は企業研修所跡地。建物は鉄筋コンクリート造地上7階建て。住戸は2LDK・3LDK、専有面積約59~71平方メートル。7月に入居開始。

 元々、ファミリーをメインターゲットする賃貸マンションとして企画が立ち上がったが、周辺に公園等の緑地が多いこと、住戸平均面積が約66平方メートルとゆとりがあること、「賃貸マンションでは大型犬を飼うのが難しい」という声を多く受けていたことから、大型犬飼育が可能なハード・ソフトを備えるマンションとすることにした。これまでもドッグラン等を設けたペット共生型賃貸住宅は供給してきたが、住戸そのものを特別仕様にした物件は初。

 同社の賃貸マンションは、これまでもすべての物件が「小型犬もしくは猫1匹」までは飼育を認めてきた。同物件は1・2階住戸18戸をペット飼育に特化した住戸とし、大型犬を含む3匹までのペット飼育を認める。また3階以上の住戸についても「小型犬もしくは猫2匹まで」の飼育を認める。飼育に当たっては、同社への届け出に加え、敷金を通常より1ヵ月分多く積み増しする必要がある。

 ペット特化住戸は、犬が滑りにくい天然木フローリングや消臭効果のある壁面タイル、耐久性と汚れに強い壁紙を採用。玄関から直接浴室まで行ける間取りや専用庭付き住戸、専用駐車場から直接リビングへアクセスできる住戸などを用意した。

 また、1階エントランスロビー横には、ペット飼育入居者のための「トリミングスペース」と、「コミュニティスペース」(合計40平方メートル)を設置。トリミングスペースはドッグバス、トリミングテーブルなどを用意。入居者は自由に使える。また、月に2回専門スタッフがトリミングスペースを訪問。入居者のペットのエチケットケアサービスを実施する。コミュニティスペースは、直接外部からアプローチが可能。ペット同伴でのリモートワークにも対応する。同スペースを使い、ペット同伴の防災イベント等の開催も予定している。

 4月より入居募集を開始し、約3割の住戸が入居済み。月額賃料は平均18万2,000円。ペット特化住戸は同じ広さの通常住戸より1割ほど賃料を高く設定している。家族数は2~5名と分散、年齢層も10歳代から60歳代までと幅広い。

 同社はこれまで「ペット共生型賃貸住宅」を5物件供給、1物件を開発中。今後も同物件のノウハウや反響を生かし開発に取り組んでいく。

1階に設けた「トリミングスペース」。入居者は自由に利用が可能。専門スタッフによるエチケットケアサービスも行なう
コミュニティスペースではペット同伴のリモートワークも可能。外部から直接アクセスできる


最新刊のお知らせ

2025年9月号

アクティブシニアの最新住宅ニーズ! ご購読はこちら