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戸建注文住宅、受注棟数がマイナスに

 (一社)住宅生産団体連合会は8月29日、2025年度第2回「住宅業況調査」(25年4~6月期)の結果を発表した。

 会員各社の支店・営業所・展示場等の責任者を対象に、四半期ごとに住宅市場の業況感についてアンケート調査を実施。受注棟(戸)数、受注金額、1棟(戸)当たりの床面積について、今期が前期と比較してどの程度増減したのか、来期が今期と比較してどの程度増減するのかを5段階で回答してもらい、指数化したもの。回答数は、「戸建注文住宅」が398、「低層賃貸住宅」が180。

 「戸建注文住宅」は、受注棟数がマイナス22(前期プラス8)と前期のプラスからマイナスに転じた。受注金額はプラス16(同プラス24)。1棟当たりの床面積はマイナス4(同プラス5)と、前期のプラスからマイナスに転じた。

 顧客動向については、「見学会、イベント等への来場者数」で57%が減少、35%が横ばい、8%が増加と回答。「全体の引き合い件数」で50%が減少、44%が横ばい、6%が増加。「WEBの引き合い件数」については、31%が減少、48%が横ばい、21%が増加。「土地情報の取得件数」は、28%が減少、62%が横ばい、10%が増加。「消費者の購買意欲」は、40%が減少、55%が横ばい、5%が増加となった。

 来四半期の見通しは、受注棟数がプラス2、受注金額がプラス20、1棟当たりの床面積が0となった。


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