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野村不動産(株)と東日本旅客鉄道(株)(JR東日本)は1日、共同で開発してきた大規模複合開発「BLUE FRONT SHIBAURA」(東京都港区)の「TOWER S」(2025年3月竣工、以下「S棟」)の商業店舗エリアを開業。S棟のグランドオープンに伴う全体開業式典を行なった。
同プロジェクトは、国家戦略特別区域計画の特定事業として、浜松町ビルディング(東芝ビルディング)の跡地とJR東日本保有の東海道貨物支線大汐専用地を合わせた区域面積約4万7,000平方メートルに、地上43階地下3階建てのS棟と地上45階建て地下3階建ての「TOWER N」(30年度竣工予定)のツインタワー(延床面積約55万平方メートル)を建設するもの。S棟は2025年3月に竣工。7月1日に、35~43階にラグジュアリーホテル「フェアモント東京」(客室数217室)が開業。8月27日には、野村不動産グループ各社が11~15階に本社を移転している。
1日開業した商業店舗エリアは1~3階、広さは約1,480坪。27店舗が出店し、客席数は屋外席等含め約1,000席。まちのコミュニティハブ機能を果たせるよう、共用席は食事の利用がなくても利用できるパブリックスペースとして開放する。
全体開業式典には、事業者を代表して野村不動産ホールディングス(株)代表取締役社長兼社長の新井 聡氏、野村不動産代表取締役の松尾大作氏、JR東日本常務取締役の中川晴美氏が、来賓として東京都技監の谷崎馨一氏、まちづくり組織「芝東京ベイ協議会」に野村不動産等とともに参加する(株)世界貿易センタービル常務取締役の大志万 延也氏、東急不動産(株)取締役常務執行役員の宇杉 真一郎氏、芝浦一丁目町会会長の岡田祥男氏などの来賓が出席した。
式典で挨拶した野村不動産・松尾社長は「本プロジェクトは、その名の通り東京都心部における空と海の最前列にあり、都市と自然、ベイエリアと都心をつなぎ、地域の方々とつながり、ともに取り組み、ともに発展していくことを目指している。グループの本社移転を機に、社員一人ひとりが地域の皆さま、行政の皆さまと連携し、継続的なまちづくり活動を通じ、芝浜松町ベイエリアを豊かにすることで、国際都市東京の魅力あるまちづくりに、微力ながら寄与していきたい」と抱負を述べた。
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