JR西日本不動産開発（株）は2日、豪州の現地子会社であるJRWD AUS Pty Ltdを通じ、コリビング賃貸「（仮称）140 Elizabeth Street」プロジェクト（ニューサウスウェールズ州シドニー市、総戸数251戸）に参画したと発表した。同社グループ初の同国での住宅開発案件。
コリビングとは、入居者同士のコミュニティ形成に重点を置いた賃貸住宅のことで、シンプルな専有部と充実した共用部が特徴。
同物件は、地下鉄「ミュージアム」駅徒歩1分、商業施設が建ち並ぶメインストリートであるPitt StreetやGeorge Street至近に立地。敷地面積約1,056平方メートル。建物は、鉄骨造地上17階建て。1・2階は集会所等のコミュニティ施設、3～17階が集合賃貸住宅。
高度専門職として活躍する若年層をメインターゲットに設計。専有部は家具付き。共用スペースは、キッチンやラウンジ、ワークスペースなどをそろえるほか、屋内外のコミュニティスペースにおいて入居者同士の交流を促進するイベントを開催。充実したコミュニティ形成を支援する。
着工は2027年、竣工は29年の予定。
なお、同事業の共同事業者はInvesta Management Pty Ltdで、同社の出資割合は50％。また、相鉄不動産（株）と共に参画している。