(株)エイブルホールディングスのラボであるひとり暮らし研究所は1日、「一人暮らしの防災意識調査2025」の結果を発表した。
8月14~17日に、国内在住の20~49歳の男女を対象に、調査を実施した。有効回答数は1,614人。
災害時に持ち出す非常用持ち出し袋(以下、「防災バッグ」)を準備しているか? の問いでは、約半数が「用意している」と回答。世帯別に見ると、「用意している」の回答は3人以上のファミリー世帯で53.2%と高い割合を示した。この回答は一人暮らし世帯では、女性で52.8%、男性で40.8%となり、男女間で約12ポイントの差がついた。
避難所の場所を知っているか? の設問で「知っている」との回答は、ファミリー世帯が最も回答割合が高く、男女共に過半数を占めた(男性58.9%、女性52.3%)。一方、一人暮らし世帯では半数未満(男性37.1%、女性43.9%)にとどまった。また「避難所は知っているが、正確な場所は分からない」と回答した人がどの世帯も3割程度存在。同社では「スマートフォンや地図アプリを使用できない可能性のある災害時を考えると不安が残る」とコメントしている。
近所の人と災害時に助け合える関係かを聞いたところ、どの世帯においても女性の方が「助け合える関係性がある」との回答割合が高かった。なお、その回答は、ファミリー世帯の女性は49.5%であったのに対し、一人暮らし女性では26.8%。ファミリーの男性では41.8%であるのに対し、一人暮らし男性は14.1%にとどまった。