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会社で抱える不動産課題、トップは「老朽化対策」

 三菱地所リアルエステートサービス(株)は3日、企業の不動産施策に関するアンケート調査結果を発表した。 

 6月26日~7月11日に、同社のメルマガ購読顧客にインターネットで調査。回答数は130件。

 会社で抱える不動産課題について聞いたところ、「老朽化対策」(53%)がトップに。以下、「不動産コストの削減(賃料・管理費等)」(40%)、「不動産知識の不足」(36%)、「働き方改革実現のためのオフィス構築」(25%)と続いた。 

 不動産売却を検討しているか? については、「現在売却活動中、もしくは過去1年以内に売却した」が18.9%、「売却検討中」が12.6%、「売却予定はない」が(54.7%)となり、「売却活動中、売却した」「売却検討中」の合計が2022年第3四半期以降、過去最高の31.5%に達した。

 売却の実施・検討理由については、「建物の老朽化」(18.2%)、「遊休不動産の処分」(15.9%)、「資産のオフバランス化」(11.4%)、「拠点の統廃合」(11.4%)と続き、前回調査で回答上位だった「遊休不動産の処分」「維持管理コストの削減」の回答割合を超え、「建物の老朽化」がトップとなった。

 オフィス移転検討・実施理由については、「人員増・事業拡大」が引き続きトップ。以下、「オフィス環境改善」(13.8%)、「集約・統合」(12.3%)、「建て替えや再開発」(10.%)。


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