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25年度1Qのリフォーム工事、受注高は7.6%増

 国土交通省は10日、2025年度第1四半期「建築物リフォーム・リニューアル調査報告」を公表した。元請けとして受注した建築物リフォーム・リニューアル工事について、建設業許可業者5,000者に対し調査を実施したもの。

 当期(25年4~6月)の建築リフォーム・リニューアル工事の受注高は、4兆1,069億円(前年同期比7.6%増)。このうち、住宅に係る工事は1兆1,698億円(同2.2%減)、非住宅建築物に係る工事は2兆9,371億円(同12.0%増)となった。

 工事種類別に見ると、住宅の増築工事の受注高は85億円(同47.5%減)。一部改築工事386億円(同25.4%減)、改装・改修工事8,920億円(同4.3%減)、維持・修理工事2,307億円(同17.3%増)だった。

 非住宅建築物の増築工事の受注高は966億円(同15.7%減)、一部改築工事が539億円(同27.6%増)、改装・改修工事、維持・修理工事が2兆7,866億円(同13.1%増)。

 工事内容は、住宅は「木造」の「一戸建て住宅」(5,501億円、同3.1%減)、「コンクリート系構造」の「共同住宅」(4,840億円、同2.3%増)の順に多かった。非住宅建築物は、「鉄骨造」の「生産施設(工場、作業場)」(4,697億円、同13.1%増)、「コンクリート系構造」の「事務所」(3,912億円、同18.7%増)の順となった。


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