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首都圏既存マンション、成約件数10ヵ月連続増加

 (公財)東日本不動産流通機構は10日、2025年8月の首都圏不動産流通市場動向を公表した。

 同月の首都圏中古(既存)マンション成約件数は3,553件(前年同月比54.5%増)と10ヵ月連続で増加した。都県別では、東京都が1,921件(同57.1%増)、埼玉県391件(同58.3%増)、千葉県397件(同39.8%増)、神奈川県844件(同54.9%増)と、すべての都県で大幅増加となった。

 1平方メートル当たりの平均成約単価は84万8,500円(同13.5%上昇)となり、20年5月以降64ヵ月連続で上昇している。1戸当たりの平均成約価格は5,279万円(同13.5%上昇)となり、10ヵ月連続で上昇。平均専有面積は62.21平方メートル(同変動なし)。成約築年数は26.28年となり、前年同月よりも0.48年増加した。

 新規登録件数は1万4,251件(同2.2%減)と、2ヵ月連続で減少した。在庫件数は4万4,578件(同1.4%減)となり、2ヵ月ぶりに減少した。

 既存戸建ての成約件数は1,611件(同69.4%増)と10ヵ月連続で増加。都県別では、東京都が472件(同68.6%増)、埼玉県379件(同80.5%増)、千葉県324件(同39.7%増)、神奈川県436件(同90.4%増)といずれも大幅に増加している。成約価格は3,894万円(同2.9%上昇)と2ヵ月連続で上昇した。


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