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AQ、木造ビル普及を目指す組織を設立

第1号加盟企業・池田建設(株)が手掛ける「純木造5階建て複合ビル」完成イメージ

 AQ Groupは10日、「中大規模木造建築 共創〈ともつく〉ネットワーク」(通称:ともつくネット)の設立を発表。木造ビルを全国に普及させるプロジェクトを本格始動する。

 「ともつくネット」は、同社が2024年に結成した、日本最大級の木造建築集団を目指す「フォレストビルダーズ」の中大規模木造建築を担う外部組織。中大規模木造建築に強い志を持つ、地場建築企業が加盟対象としている。

 加盟企業には、同社が20年以上にわたり蓄積してきた中大規模木造建築技術「AQ木のみ構法」をライセンス契約で提供し、純木造のオフィスビルやマンション、大型倉庫などを手掛けられるようにする。また、加盟企業同士が互いの情報を共有し、技術や知見を高め合う場も提供。組織力を生かし技術だけでなく、中大規模木造建築を活用した経営を学ぶ機会も用意する。
 同社の施工実例なども共有し、47の各都道府県にランドマークとなる木造建築物を普及させていく。

 第1号加盟企業は、長野県にある池田建設(株)(長野県長野市、代表取締役:池田 章氏)で、26年秋には「純木造5階建て複合ビル」を計画している。


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