三井不動産(株)は11日、アウトレットモール「三井アウトレットパーク 台南」(台南市帰仁区)の第2期増床計画について、2026年春に開業すると発表した。
同社の現地法人である台湾三井不動産股份有限公司が同事業推進のため100%出資し設立したプロジェクト会社、三南奧特萊斯股份有限公司を通じ行なっていたもの。第1期は22年に開業した。
台湾縦貫高速道路インターから1.5kmに立地。27年には、新幹線「台南」駅、在来線沙崙線「沙崙」駅と同施設をブリッジで接続する計画。敷地面積約5万9,000平方メートル。建物は、鉄筋コンクリート造地上4階建て。第2期の延床面積は約2万3,000平方メートルで、第1期と合わせると計約11万平方メートルに。店舗面積は約1万平方メートル増え、計約4万4,000平方メートルとなる。
47店舗が新たに開業し、計236店舗へとスケールアップ。スーパーからファッションブランド、飲食、ベビー用品まで幅広いブランドをそろえたほか、レストランゾーンは増設する。
建物の屋上と平面駐車場に太陽光パネル約1,000枚を設置し、同施設内で必要な電力使用量の約4割を賄う。併せて、LED照明器具や雨水再利用型衛生器具等を採用することで、第1期に続き、台湾における環境影響評価認定制度である「緑建築」シルバー級の取得を予定している。