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賃貸M賃料、「横浜」駅のファミリー向けが5年で6割上昇

 (株)長谷工ライブネットは11日、「首都圏賃貸マンション賃料相場マップ2025年版」が完成したと発表。販売を開始した。

 同社が首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)で管理する賃貸マンション約5万4,000戸のデータと、同社が信頼できると判断した賃貸募集データを基に、間取りタイプをシングル(25平方メートル)、コンパクト(40平方メートル)、ファミリー(60平方メートル)の3タイプに分類。92沿線・1,035駅別の賃料相場を独自の分析調査によりまとめた。

 今回より集計を暦年から4月~翌年3月に変更し、繁忙期(1~3月)賃料を反映。また、新築のみの賃料水準を新たに集計し、新築の賃料が全体(新築+既築)の賃料よりも何%高いかを判別できるようにした。

 集計結果によると、東京メトロ日比谷線他「人形町」駅では、すべてのタイプにおいて新築賃料が全体平均よりも10%以上高かった。シングル・コンパクトタイプが全体より10%以上の高値となった駅は、東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」駅、日比谷線他「八丁堀」駅など。コンパクト・ファミリータイプが10%以上高値の駅は、JR常磐線他「柏」駅、京王井の頭線「高井戸」駅などが該当している。

 20~25年の賃料上昇ランキング(新築+既築)で最も賃料が上昇した駅は、ファミリータイプのJR他「横浜」駅(61.5%増)。続いて東武線「大山」駅(50.6%増)、JR・市営「桜木町」駅(47.7%増)と、他のタイプと比べて大幅な増加率を示した。コンパクトタイプはJR「鶯谷」駅(33.6%増)、シングルタイプは東京メトロ他「中野坂上」駅(25.8%増)がそれぞれトップとなった。


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