(株)タカラレーベンが9月に販売を開始した分譲マンション「レーベン京都河原町五条 ONE SUITE」(京都市下京区、総戸数186戸)が順調に推移している。京都中心部の「田の字エリア」の京都駅寄りの入口にあたる五条に立地。エリア最大級のスケールメリットを生かし共用部等を充実しつつ、価格を抑えているのが特長。
同物件は、京都市営地下鉄烏丸線「五条」駅徒歩4分、京阪本線「清水五条」駅徒歩6分に立地。建物は鉄筋コンクリート造地上11階建て。パナソニックホームズ(株)・積水化学工業(株)との共同事業。竣工は、2026年9月上旬予定。
約2,500平方メートルの建設地は、ロードサイドショップ跡地で、元々は京都を代表する実業家「湯浅家」の屋敷跡。北側は五条通りに面し、南側は物件の駐車場と墓地越しに低層住宅街が広がり、京都タワーや京都駅方面に眺望が開ける。スケールメリットを生かし、共用施設として、フィットネスルームやゴルフシミュレーションルーム、ゲストルーム、マルチルーム、屋上テラス、石庭を用意。防災備蓄倉庫を共用部に設置。屋上の太陽光パネルと蓄電池により、停電時にも共用部に電力を供給する。
住戸は、内廊下を挟んで北向き8スパン、南向き10スパン。1LDK~3LDKの24タイプ、専有面積約50~85平方メートルを用意。直床二重天井、天井高は2,400mm。食洗機、フィオレストーンキッチン天板、リビング床暖房、ガス衣類乾燥機、ミストサウナ、玄関電子錠などが標準。
7月12日からモデルルーム案内会を開始し、これまでの来場者数は300組。資料請求数は1,500件。9月1~5日に登録受付を行なった1期の販売戸数は72戸で、40戸に申し込みが入っている。販売価格は5,348万~1億1,998万円。最多価格帯は7,100万円台。30~40歳代のファミリー・DINKS層が中心で7割が下京区在住者。ファミリー層に必要な広さの住戸と、価格高騰が続く中での相対的な値ごろ感、田の字エリアではほぼ望めない駐車場が用意されている点(20台)などが評価されているという。