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「首都圏住みたい街(駅)」、吉祥寺が3年ぶりのトップに

 (株)長谷工アーベストは16日、「住みたい街(駅)ランキング2025」(首都圏総合・都県別)の結果を公表した。首都圏に居住するモニターを対象にWebアンケート調査を実施したもので、調査期間は7月11~20日。有効回答数は2,766件。

 首都圏総合ランキングでは「吉祥寺」(回答数70)が3年ぶりの1位に。駅周辺の商業施設が充実していることや、少し離れると閑静な住宅街になっていることなどが評価された。第2位は昨年トップの「横浜」(同56)。「海が近く、景観も良い」といったコメントが寄せられた。第3位は「大宮」(49)で、新幹線や在来線で各方面への移動がしやすいなど、交通アクセスの良さなどが評価された。

 昨年比で大幅にランクアップした街(駅)は、「柏」(同27、昨年18位→7位)、「北千住」(同27、昨年14位→7位)、「船橋」(同24、同20位圏外→11位)、「津田沼」(同20、昨年20位→14位)など。「交通アクセス」や「買い物便」、「住環境」の良さがそろった「郊外中核駅(街)」が選ばれた。リモートワークの縮小や出社回帰の動きの影響で、通勤アクセスを重視した声も強まっている。

 都県別では、回答者が挙げた「住みたい街(駅)」の上位2位について、1位に3ポイント、2位に2ポイントとして集計し、ランキングした。東京23区は1位「北千住」(97ポイント)、2位「中野」(96ポイント)、3位「新宿」、「池袋」(95ポイント)。東京市部は1位「吉祥寺」(256ポイント)、2位「立川」(112ポイント)、3位「三鷹」(75ポイント)。神奈川県は1位「横浜」(212ポイント)、2位「武蔵小杉」(98ポイント)、3位「海老名」(87ポイント)。埼玉県は1位「大宮」(187ポイント)、2位「浦和」(104ポイント)、3位「和光市」(66ポイント)。千葉県は1位「船橋」(94ポイント)、2位「柏」(89ポイント)、3位「津田沼」(74ポイント)。


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