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ISTと業務提携、宇宙領域の発展に貢献/野村不

 野村不動産(株)は17日、インターステラテクノロジズ(株)(以下、「IST」)へ出資し、宇宙領域と不動産領域における相互の事業の発展を目的とした業務提携契約を締結したと発表した。

 ISTは、観測ロケットMOMOで国内民間単独として初の宇宙空間到達を達成した、国内民間宇宙輸送のリーディング企業。日本初のロケット事業と通信衛星事業の垂直統合ビジネスの早期実現を目指し、小型人工衛星打ち上げロケットZEROの開発を行なっている。また、地上のデバイスと直接つながる高速大容量のブロードバンド衛星通信の実現に向けた衛星開発も推進。ISTは野村不動産との協業を通じ、地上の社会インフラ整備による宇宙ビジネスのさらなる発展を期待している。

 野村不動産グループは、2030年ビジョンの実現に向けた事業方針の一つとして、26年3月期~28年3月期の3ヵ年で、約1,000億円の戦略投資を行なう予定。同投資テーマの一つに“新領域ビジネスの獲得”を位置付けており、今回の提携はその一環。同提携を通じ、ISTの成長に貢献するとともに、野村不動産の事業機会獲得を目指す。


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