中央日本土地建物(株)と(独)都市再生機構は25日、複合施設「ミタマチテラス」(東京都港区)を報道陣に公開した。
両者が区分所有していた1966年竣工の「春日ビル」の建替事業。都営地下鉄浅草線・三田線「三田」駅直結、JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩2分に位置。敷地面積約5,140平方メートル。建物は、鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造地上20階地下3階建て、延床面積約5万5,500平方メートル。
エントランスは1・2階吹き抜けとし、さらに壁面を緑化した。また縦9.5mのサイネージも設置し、コンテンツの一部は天候や季節により映像を変化させる計画。5~19階のオフィスフロアは、1フロア面積が約1,029平方メートルで、天井高2,900mm、整形の無柱空間を実現。空調、照明はIoTセンサー連動による自動制御とし、さらに外気環境から快適な自然換気のタイミングを判断・通知する機能も備えている。その他トイレや喫煙室前の混雑検知、無人受付システム、顔認証での入退館システムなど、共用スペースのスマート化も図った。
4階は、中央日本土地建物が運営するオープンイノベーションオフィス「SENQ田町」。家具付き完全個室25室、コワーキングスペース32席などを備えている。
3・4階の一部は「ミタマチテラスカンファレンス」で、45~90名を収容できる大部屋、会議室17室、約80席の「ミタマチテラスラウンジ」で構成。大部屋は外部利用が可能、それ以外は同ビル就労者向けおよび「SENQ田町」利用者向けの施設として運営する。3・4階は10月1日開業。
なお、オフィスフロアはすでに満床となっている。
|
|