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賃貸マンション家賃、6エリアの全面積帯で前年上回る

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は25日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2025年8月)を発表した。

 入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義。首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市の全13エリアを調査している。調査・分析はアットホームラボ(株)。

 賃貸マンションの面積帯別の平均募集家賃前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が福岡市(前年同月比10.6%上昇、平均家賃5万8,209円)、30~50平方メートル(カップル向き)は東京23区(同11.8%上昇、同16万9,768円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)は福岡市(同14.8%上昇、同12万6,687円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)は東京23区(同7.3%上昇、同39万2,192円)。

 平均募集家賃は、東京23区・東京都下・埼玉県・千葉県・京都市・福岡市の6エリアが全面積帯で前年同月を上回った。ファミリー向きは神戸市を除く12エリアで前年同月を上回る結果に。中でも、東京23区・千葉県・札幌市・仙台市・大阪市・広島市・福岡市の7エリアで15年1月以降の最高値を更新。シングル向きでは、東京23区が15ヵ月連続、大阪市が13ヵ月連続で最高値を更新し、東京23区と福岡市は全面積帯で最高値となった。

 賃貸アパートは、シングル向きが福岡市(同8.8%上昇、同4万6,269円)、カップル向きが東京23区(同9.5%上昇、同11万8,199円)、ファミリー向きは福岡市(同10.2%上昇、同9万3,512円)。

 ファミリー向きが全13エリアで前年同月を上回った。中でも、東京都下・神奈川県・埼玉県・札幌市・名古屋市・大阪市・広島市の7エリアで15年1月以降の最高値を更新した。


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