野村不動産(株)は1日、マルチテナント型物流施設「(仮称)Landport小倉」(北九州市小倉南区)を建設すると発表した。同社初の北九州市における物流施設。
同社は4月から2028年3月までの3年間で、総投資額約3,400億円、計15棟の物流施設の事業化を決定(詳細は過去のニュースを参照)しており、同施設はそのうちの1棟。なお、同社は28年3月までに九州エリアで5棟の物流施設(すべて福岡県内)の竣工を計画している。
九州自動車道「小倉東」IC約2.8km、北九州都市高速「長野」IC約2.8km、JR日豊本線「下曽根」駅約1.1kmに立地。敷地面積3万4,783.62平方メートル。建物は、鉄骨造地上2階建てのボックス型、延床面積4万6,694.32平方メートル。
低床・高床のハイブリッド両面バースとし、さまざまな荷物を効率的に扱えるようにする。コンテナ車対応の待機スペースを確保し、大型車両にも対応。敷地内は一方通行の車両動線とし、搬出入車両の安全性に配慮する。また、同施設の従業員向けに食事や休憩などに利用できるカフェテリアを設置予定としている。3分割貸しにも対応。竣工は27年9月の予定。
同施設の建設に当たっては、北九州市と立地協定を締結。北九州市が市内の企業とのマッチングをサポートすることや、市民を優先的に入居テナントの従業員として雇用することを同社が促進することなどにおいて、両者が連携するとした。