三井不動産(株)は2日、現在開発中の複合施設「表参道 Grid Tower」(東京都港区)を2026年2月より順次オープンすると発表した。竣工は同年1月末の予定。
同施設は、東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅徒歩4分、同銀座線「外苑前」駅徒歩6分に立地。敷地面積約1,318坪。建物は、地上38階地下3階建て、延床面積約1万3,791坪。高さは約160mと、青山・表参道エリアでは最高層。
緑地広場を設けるなど、敷地の約50%を来街者が利用できるパブリックスペースとして計画。1階には物販・飲食の計4店舗が入居する。2~10階はオフィスで、青山・表参道エリアでは最大規模となるフロアプレート約1,200平方メートルを実現。三井情報(株)の利用が決定している。
11~14階には、ロンドン発会員制クラブ「Soho House」の日本初拠点となる「Soho House Tokyo」が入居。多彩なタイプの客室42室をそろえるほか、共用部には、会員同士の交流を促進するための専用クラブラウンジや、地元の食材を生かした料理を提供するレストラン、クラブバーを設ける。14階にはプールテラスを備える。
16~38階は賃貸住宅(総戸数109戸)で、住戸の間取りは1LDK~4LDK。専有面積200平方メートル超のプランも用意する。共用部は、東京タワーを望むビューラウンジやミーティングルーム、フィットネスなど。
Low-E複層ガラスの全面採用、個別空冷ヒートポンプパッケージエアコンなど高効率設備の導入により省エネルギー化を実現。オフィス部分では「ZEB Ready」の環境認証を、住宅部分では「ZEH-M Oriented」を取得している。また、「DBJ Green Building認証」4つ星も取得済み。