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阪急阪神不、中規模オフィス第2弾「新横浜」竣工

「SUITE新横浜」外観。オープンスペースにはグリーンやベンチを配している
ルーフトップバルコニー。テナントのワーカーは自由に利用できる

 阪急阪神不動産(株)は2日、「SUITE新横浜」(横浜市港北区)をマスコミに公開した。

 同社は首都圏エリアにおいて「SUITE(スイテ)」ブランドで中規模オフィス開発を展開している。「新横浜」は初弾である「スイテ新御徒町」(東京都台東区、2025年5月竣工)に続く第2弾物件で、9月末に竣工した。

 相鉄新横浜線・東急新横浜線・横浜市営地下鉄ブルーライン「新横浜」駅から徒歩2分、JR横浜線・東海道新幹線「新横浜」駅より徒歩5分に立地。敷地面積1,370.65平方メートル、鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造地上14階地下1階建てで、延床面積は1万3,043.66平方メートル。
 エントランス前のオープンスペースにはグリーンやベンチを配置。建物の外観はガラスを基調とした外観デザインを採用した。2~14階のオフィスフロアは、面積約650~710平方メートル、天井高2,800mm、無柱空間を実現している。1フロア貸しからフロアにより2~5の分割も可能。個別空調、Low-E複層ガラス、LED照明などの導入により、環境にも配慮している。

 屋上にはルーフトップテラスを用意。テナントのワーカーは休憩やランチ、ミーティング等に利用することができる。1階にもワーカー向けにラウンジを設置した。
 トイレは、男女とも各フロアごとに1つの個室にフィッティングボードを設置しており、職場で着替えが必要になったとき等に配慮した。女性のトイレにはパウダーカウンターも用意している。
 1階には都市型小型食品スーパーである「まいばすけっと」が10日に開業する。

 リーシングについては、すでに50%ほど内定済み。契約企業からは交通アクセスの良さ、新築物件がなかなか出ないエリアであることなどが高く評価されているという。

 なお「スイテ」シリーズの各物件はリーシング終了後、1年ほどで投資家等に売却するという。27年春には、第3弾物件「スイテ日本橋人形町」が竣工する予定。

1階に用意したワーカーズラウンジ
オフィスでの着替えのニーズに応え、男性・女性トイレそれぞれの個室に1つずつフィッティングボードを設置した


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