野村不動産ソリューションズ(株)は3日、2025年10月1日時点の首都圏「住宅地価INDEX」調査結果を発表した。四半期ごとに実施している定点調査で、調査地点数は239ヵ所。
00年1月を100とした、25年10月1日時点の住宅地価INDEXは、首都圏が118.0(前回調査比+1.3%)だった。20年第4四半期から21四半期連続で上昇している。
エリア別では、東京区部163.0(同+2.1%)、東京都下114.3(同+2.1%)は上昇傾向が継続したのに加え、上昇率も拡大した。神奈川県は101.8(同+0.4%)と7四半期連続でプラス。埼玉県は122.4(同+0.8%)と価格の上昇傾向が続いている。千葉県は96.8(同+1.0%)で、こちらも上昇率が拡大した。
東京都区部では、三鷹駅周辺では新築分譲住宅の販売等が影響してか、15%前後の大幅な価格上昇となった。その他のエリアでも駅に近いなどの物件は好調で、これらが東京都下全体の価格上昇に影響した。また埼玉県では、再開発が計画されている大宮エリアで上昇が目立ったという。