(株)穴吹ハウジングサービスは7日、大学と連携し、地域課題の解決を目指す産学連携プロジェクト学習を開始したと発表した。
公立大学法人名桜大学(沖縄県名護市、理事長:高良文雄氏)と、同社グループ会社で沖縄県内にて民泊運営代行事業を行なう(株)OneNoteとの産学連携によるプロジェクト。
名桜大学の全学科から受講生を募集し、総勢23人が沖縄県と名護市周辺地域の観光をめぐる地域課題と民泊事業について、座学・施設見学・アイデアソン(新たなアイディアの創出を目的とした短期間で実施するプログラム)を通じて学習。その上で地域課題解決に向けた新規事業立案を体験するもの。
演習は9月26日より開始。座学で地域観光課題と民泊事業の理解、同社グループの事業概要や新規事業の考え方等を学んだ。今後はOneNoteが運営する名護市周辺の民泊施設を訪問見学、実際の民泊施設で合宿を実施する。沖縄本島北部地域の観光・民泊活用についてアイディアを模索し、地域課題解決に向けた新規事業企画を競っていく。
同社は、地域に根ざした事業展開を行なう企業として、学生のアイディア等に対して事業化に向けたフィードバックや支援を行なうことで、教育と事業の橋渡しを担う。
今回の演習を契機に同社では、教育機関との連携を強化し、地域課題に対する事業創出を加速。学生の柔軟な発想と企業の実行力を融合させることで、地域に新たな価値を生み出す「共創型モデル」の確立を目指していく。