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三井不、マレーシアで同社初の戸建分譲事業

「セティア エコヒル」全体イメージ(分譲済みエリア)

 三井不動産(株)は8日、マレーシア・セランゴール州セメニア地区における大規模マスタープラン開発計画「セティア エコヒル」において、戸建分譲住宅事業(合計683戸)に参画すると発表した。

 Mitsui Fudosan (Asia) Malaysia Sdn. Bhd.(マレーシア三井不動産(株))を通じ、マレーシアの大手ディベロッパーS P Setia Bhd.とともに開発する。同社がマレーシアにおける戸建分譲事業に参画するのは初。

 クアラルンプール特別州中心部より南東約35kmに位置。約272haの敷地に、約7,000戸の分譲住宅と商業施設、インターナショナルスクール等を開発するプロジェクトで、今回の事業は戸建住宅開発の最終フェーズとなる。

 敷地面積は約45万8,000平方メートル。24時間警備員が常駐するゲート付きコミュニティ内に位置し、高い安全性を確保する。敷地内には緑地や公園を豊富に配置する等、緑豊かな住環境を整備。EV充電器やスマートロックの導入で、利便性が高くサステナブルな住宅を開発する。

 2026年7月に第1期着工、翌年に第1期が竣工する予定。

 同社はマレーシアで住宅分譲事業計6事業、その他商業施設や賃貸住宅事業、物流流事業に参画しており、今回の事業で計10事業となる。S P Setia Bhd.との共同事業は2件目で、今後も商品企画・事業推進力を融合させ、住宅分譲事業を推進していくとしている。


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