大東建託(株)は8日、「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2025<都道府県版>」の結果を発表した。
調査期間は、2月21日~3月10日。同ランキングは、全国47都道府県に居住する20歳以上の男女、18万2,805人を対象にインターネットでアンケートした。
実際に住んでいる人々が、住んでいるまちについてどれくらい満足しているか、また住んでいない人々に地域の魅力がどの程度伝わっているかを示すもの。居住者評価の「居住満足度」「因子分析(生活利便性など)」「建物満足度」「幸福度」「住み続けたい」の計12項目と、非居住者評価の「経験・関係」「認知」「希望」「評価」の計18項目の計30項目のそれぞれの順位の平均を基に算出している。
「街の魅力度」トップは、4年連続で福岡県となった。2位は3年連続で神奈川県、3位は2年連続で東京都だった。福岡県は居住者評価では3位、非居住者評価では1位に。居住者評価では「行政サービス」が2位の評価を得ている一方、非居住者評価では「仕事で行ってみたいと思う」が1位、「住んでみたいと思う」、「住みやすそう」、「食べ物がおいしい」が2位という評価だった。「観光地としての魅力度」では、4年連続で北海道がトップに。2位は沖縄県、3位は京都府と、いずれも2年連続となった。
また、同調査と合わせ「自治体ブランドランキング2025<全国版>」も発表した。イメージDI(「良いイメージがある」率-「悪いイメージがある」率)×認知率で算出したもの。
1位は石川県金沢市(ブランド偏差値:111.6)、2位は神奈川県鎌倉市(同108.5)、3位は北海道小樽市(107.2)と、観光地として有名な自治体が上位にランクインした。トップ10内では、6位沖縄県宮古島市(昨年15位)、9位栃木県日光市(昨年17位)が昨年より順位を上げてトップ10入り。トップ10の自治体に対する認知率は90%前後と非常に高く、イメージDIは40~50%と非常に高い結果となった。