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海外開発PJが対象の物件特定型ファンド組成

投資対象物件の「Clayton at The RO」完成予想図

 野村不動産投資顧問(株)は23日、米国テキサス州での賃貸集合住宅開発案件への事業参画を目的にとした同社初の物件特定型ファンドを組成、運用を開始したと発表した。

 同ファンドは投資対象となる不動産を事前に特定する私募ファンド。対象物件は「Clayton at The RO」(ヒューストン市、総戸数317戸)で、同市中心部で現地開発事業者のTranswestern Development Company, LLCが進める複合開発「The ROプロジェクト」内に立地する。住宅、ホテル、商業施設、オフィスが一体となった都心型コミュニティの中核施設とする計画。計画敷地面積は約7,410平方メートル、建物は鉄筋コンクリート造28階建て。賃貸床面積は3万5,194平方メートル。2028年に竣工を予定している。

 同ファンドを通じて、JR西日本不動産開発(株)、芙蓉総合リース(株)、野村不動産(株)といった日系企業が、Transwestern社をパートナーとする共同事業に参画する。同社は運用期間中の事業推進や日系企業への事業進捗報告などを行なっていく。


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