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首都圏既存マンション価格、14ヵ月連続上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は28日、同社ネットワークにおける2025年9月の首都圏新築戸建ておよび中古(既存)マンションの登録価格データを公表した。

 同社の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された物件の1戸当たりの売り希望価格を、東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部/他)の8エリアで集計。アットホームラボ(株)が分析した。

 新築戸建ての平均価格は4,831万円(前月比0.1%上昇)と上昇。エリア別では、東京23区7,683万円(同1.0%上昇)、東京都下5,014万円(同0.6%上昇)、横浜市・川崎市5,455万円(同0.1%上昇)、神奈川県他4,344万円(同0.1%下落)、さいたま市4,512万円(同0.4%上昇)、埼玉県他3,784万円(同0.2%下落)、千葉県西部4,517万円(同0.2%上昇)、千葉県他3,436万円(同変動なし)。

 エリア別の前月比では、8エリア中6エリアが上昇。中でも東京都下は8ヵ月連続、横浜市・川崎市は7ヵ月連続で上昇。首都圏全体としては上昇基調が継続している。なお、東京都(23区/都下)、横浜市・川崎市、さいたま市、千葉県西部は17年1月以降最高額を更新した。

 既存マンションの平均価格は4,835万円(同1.8%上昇)と、14ヵ月連続で上昇。エリア別では、東京23区7,485万円(同1.9%上昇)、東京都下3,396円(同0.7%上昇)、横浜市・川崎市3,697万円(同2.1%上昇)、神奈川県他2,726万円(同0.1%下落)、さいたま市3,434万円(同0.9%上昇)、埼玉県他2,531万円(同0.2%下落)、千葉県西部2,901万円(同0.7%上昇)、千葉県他2,166万円(同1.1%上昇)。

 エリア別の前月比は、神奈川県他、埼玉県他がわずかに下落した一方、東京23区、横浜市・川崎市、千葉県他は1%を超える上昇となった。なお、東京都(23区/都下)、横浜市・川崎市、千葉県他は、17年1月以降最高額を更新。17年1月を100とした東京23区の平均価格指数は203.5となり、初めて200を超えた。


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