(独)都市再生機構(UR都市機構)九州支社は28日、スマートフォンを活用して荷物を自室まで自動で配送する仕組みの実証実験を、UR賃貸住宅で実施すると発表した。
福岡市のまちづくりプロジェクトである「Fukuoka Smart East」の一環で、同機構は福岡市、国立大学法人九州大学、福岡地域戦略推進協議会と共にFUKUOKA Smart EAST推進コンソーシアムに参画している。今回、(株)エヌ・ティ・ティ・データCCSを代表企業とする4社共同体(※)を実施主体とし、11月5日に「URアーベイン貝塚駅前(32号棟)」(福岡市東区)、同月6日に「URアーベインルネス香椎(3号棟)」(同)にて同実験を行なう。
具体的には、宅配業者が専用アプリで利用者に開錠承認を依頼。承認後、エントランスに近づくとオートロックがハンズフリーで開錠する。それをロボットが感知し、エントランスに移動。宅配業者はその場でロボットに荷物を預けることで、ロボットが利用者の自室まで自動で荷物を運搬するとしている。
※エヌ・ティ・ティ・データCCS(代表企業)、オプテックス(株)、Netsdar Robot Solutions(株)、日本オーチス・エレベータ(株)