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プレ協、戸建ての長期優良認定は24年度84.9%

 (一社)プレハブ建築協会は28日、同協会が進める「住生活向上推進プラン2025」の24年度の実績報告を行なった。同プランは、新たな住生活基本計画やカーボンニュートラルへの対応を考慮して同協会の住宅部会が21年に策定したもの。

 住宅性能表示の取得率は、戸建て住宅は25年度目標設計・建設性能評価共に85%のところ、24年度は設計85.8%、建設83.0%となった。一方共同は25年度目標が同10%で、24年度実勢は設計11.5%・建設7.6%と設計について戸建て・共同共に目標を達成している。

 長期優良住宅認定の取得率については、戸建ては25年度目標85%に対して24年度実績が84.9%、共同は同10%に対して7.6%にとどまった。Nealy ZEH以上のZEH供給率は、目標87%に対して88.1%を達成。低層共同住宅でのZEH-M(Nealy ZEH-M以上)供給率は目標25%に対して実績は41.3%となり、目標を大きく上回った。

 また、一次エネルギー消費量削減率は、戸建てが目標100%に対して実績が95.4%、新築集合住宅は目標50%に対して実績65.3%、ストック住宅の断熱・省エネリフォームによる一次エネルギー消費量削減貢献量は20年度比50%増の目標に対して実績では50.5%増となった。

 今後同協会では、国の住生活基本計画の見直しの動向を見据え、次期計画として「住生活向上推進プラン2030」の立案を行なっていく。


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