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首都圏初の旗艦ブランドが好調/総合地所「上石神井」

「ルネグラン上石神井」完成予想模型
モデルルーム。柱や梁のないすっきりとした空間

 総合地所(株)が9月から販売を開始した分譲マンション「ルネグラン上石神井」(東京都練馬区、総戸数106戸)が好調に推移している。同社の分譲マンションの旗艦ブランド「ルネグラン」の首都圏初弾。エリアでは希少な低層マンションで、すでに反響は1,400件を突破している。

 同物件は、西武新宿線「上石神井」駅徒歩5分の第一種低層住居専用地域に立地。建物は、鉄筋コンクリート造地上4階建て3棟構成。歩道上空地の確保や、外壁を後退させ植栽を増加させる等により、10mから12mへの高さ制限の緩和を受けた。低炭素建築物認定とZEH-M Oriented認証を取得。竣工は2026年8月の予定。

 用地を取得当初は4棟構成を予定していたが、住環境の良さを引き出すために3棟構成とし、緑地・空地率を高めた。敷地中央には、1,000平方メートル超の中庭を配置。厚肉の床と壁だけで構造躯体を構成し、居室内の柱や梁を減らす長谷工独自の「厚肉床壁構造」を採用し、2,300mmのハイサッシを実現した。敷地の南側を西武新宿線が走るため、南側と東側の2棟は、バルコニー側をT-2サッシとしている。

 住戸は79タイプ、1LDK+S~4LDK、専有面積約58~91平方メートル。ルーフバルコニー付きプランや90平方メートルのワイド間口プラン、テラス付きプランなどを設定。75戸に可動式収納ユニット「UGOCLO」を設置している。天井高は約2,400mm。全熱交換型換気システム、分譲マンションで初導入となる便スキャン機能付きシャワートイレ、床暖房、食洗機、自動注水型ディスポーザー、フィオレストーンキッチン・洗面所天板などが標準。完成後の管理は理事会を設置しない外部管理者方式とする。

 25年3月にホームページを公開し、これまでの資料請求件数は1,400件を突破。7月5日にモデルルームをオープン。250組が来場している。9月末に発売した1期25戸は最高倍率2倍で即日完売。10月末から販売を開始した2期1次で5戸を供給。3戸が契約済み。販売価格は7,398万~1億3,298万円。平均坪単価は約470万円。

 モデルルーム来場者、購入者共に約3割が練馬区在住で、西武線沿線を中心とした23区内からの集客。30~40歳代のプレファミリーに加え、戸建住宅から住み替えるシニア層の比率が高かった。最寄り駅から徒歩5分という立地、低層住宅街ならではの住環境、物件デザインやランドプラン等が総合的に評価されている。

建設地


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