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資材高騰の影響で減益/大東建託3月期2Q

 大東建託(株)は31日、2026年3月期第2四半期決算(連結)を公表した。

 当期(25年4月1日~9月30日)は売上高9,595億5,300万円(前年同期比5.8%増)、営業利益693億9,300万円(同2.4%減)、経常利益713億8,000万円(同3.3%減)、当期純利益は498億8,600万円(同2.4%減)となった。

 建設事業では、竣工がやや下期に偏ったことから完成工事高が2,640億1,200万円(同1.2%減)と微減。営業利益は199億5,300万円(同24.0%減)と大きく減少した。完成工事総利益率が鉄筋コンクリート造の比率増加や資材価格高騰の影響を受けて、24.7%(同0.7ポイント低下)となったのが主な要因。受注工事高は2,739億5,100万円、期末の受注工事残高は7,918億6,700万円(前期と同水準)。

 不動産賃貸事業については、売上高5,948億7,900万円(同3.0%増)、営業利益456億6,900万円(同5.5%増)。一括借り上げ物件の増加や高入居率の維持などを背景に、家賃収入が増加ことなどが要因。入居者あっせん件数は16万878件(同1.4%減)、9月時点の家賃ベース入居率は居住用97.3%(同0.1ポイント低下)、事業用99.4%(同0.1ポイント上昇)となった。

 不動産開発事業は(株)アスコットの連結子会社化等が奏功。売上高604億1,500万円(同144.8%増)、営業利益59億3,900万円(同105.1%増)となった。

 通期業績については、売上高1兆9,700億円、営業利益1,250億円、経常利益127億円、当期純利益900億円を見込む。


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