三井不動産(株)は4日、「(仮称)日本橋本町一丁目5番街区計画」(東京都中央区)が1日に着工したと発表した。同社では2棟目となるハイブリッド木造賃貸オフィスビル。
敷地面積約2,000平方メートル、鉄骨造・木造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造、地上11階地下1階建て。高層階の8~11階では、主要構造部である床・壁・柱・梁などに木材を活用し、純木造のオフィス空間を実現した。低層階の2~7階においても主要構造部の一部にて木造耐震壁を採用している。
 三井ホーム(株)が独自開発した木造耐力壁「MOCXWALL」をオフィス向けに改良し、国内初適用。1万平方メートル超のオフィスビルでは都内初となるNeary ZEBを取得予定。
  建物全体において、同グループの保有林を含む900立方メートルの国産木材を活用。約660tの二酸化炭素を固定化するとともに、建物全体の軽量化・構造合理化に貢献している。また、建設時のCO2排出量を約25%削減する想定。
竣工は2028年2月の予定。