積水化学工業(株)住宅カンパニーの調査研究機関である(株)住環境研究所は5日、国立大学法人東北大学スマート・エイジング学際重点研究センターと共同で、住まいの断熱効果に関する調査を実施すると発表した。両者は9月30日に共同研究契約を締結している。
宮城県の戸建住宅に住む40~60歳代の男女計100人が対象。断熱性能を低断熱群(断熱等性能等級3相当)と高断熱群(同5相当)の2群に分け、冬季・夏季の1年経過後の差を分析および解析する。
暖かさや寒さの状況、冷暖房設備の種類、その使い方、湿温度、温熱満足度などの住空間の状況把握に加え、光熱費や医療費についても確認。また、心理や身体に関する個別質問に加え、認知機能検査、運動機能検査、血液検査なども実施予定としている。
11月にモニター募集を実施。2026年1月~27年8月に冬季調査、夏季調査をそれぞれ2回ずつ行ない、28年4~5月にとりまとめた結果を報告する。