(株)東京カンテイは10日、2025年10月の主要都市圏別・新築木造一戸建て住宅の平均価格動向を発表した。敷地面積100平方メートル以上300平方メートル以下、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物共に所有権の物件が対象。
首都圏の平均価格は4,802万円(前月比1.5%上昇)。地域別では、東京都が5,759万円(同0.3%上昇)、神奈川県5,318万円(同2.8%上昇)、千葉県4,061万円(同1.4%上昇)、埼玉県4,055万円(同2.0%上昇)と、全地域で上昇。神奈川は3ヵ月連続、千葉は4ヵ月ぶりの上昇だった。埼玉は2ヵ月ぶりの4,000万円台だった。
近畿圏は平均3,802万円(同0.3%上昇)となり続伸。主要府県では大阪府が4,158万円(同0.4%下落)、兵庫県は3,858万円(同0.1%下落)、京都府は3,984万円(同4.4%下落)と、いずれも下落。京都府が3,000万円台になったのは3ヵ月ぶり。
中部圏は3,493万円(同2.9%上昇)と3ヵ月ぶりに上昇。愛知県は3,683万円(同3.5%上昇)、中部圏同様に前月を上回った。
宮城県は3,422万円(同7.8%下落)となり、年初来の安値を更新し、前年同月も下回った。福岡県は3,657万円(同1.0%上昇)で3ヵ月ぶりの上昇となった。