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「九段下」駅前の市街地再開発組合の設立認可

「東京都市計画事業九段南一丁目地区第一種市街地再開発事業」イメージパース

 東京都は10日、「東京都市計画事業九段南一丁目地区第一種市街地再開発事業」(東京都千代田区)における「九段南一丁目地区市街地再開発組合」の設立を認可した。

 事業地は東京メトロ東西線等「九段下」駅前、地区面積は約0.6ha。事務所・店舗・公共公益施設・駐車場等からなる地上32階地下3階建て、延床面積約8万1,260平方メートルの建物を建設する。総事業費は約932億円。

 同駅と直結する重層的な駅前広場空間の整備により、駅とまちの結節空間の役割を担うとともに、日本武道館など周辺の集客施設でのイベント時に駅利用客が滞留できる空間を拡充。また、日本橋川沿いの区道拡幅、内堀通り沿いに庇のある歩行者空間を整備するなど、新たな歩行者ネットワークの形成を図る。加えて、業務・商業などの複合的な都市機能の集積を図るとともに、災害時の帰宅困難者を受け入れる広場の整備など、防災拠点機能の拡充も図る。

 2026年度に権利変換計画が認可される予定。28年度に着工し、33年度の竣工を見込む。


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