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当期利益が16%増/三菱地所26年3月期2Q

 三菱地所(株)は10日、2026年3月期第2四半期決算(連結)を公表した。

 当期(25年4月1日~9月30日)は営業収益7,432億400万円(前年同期比15.9%増)、営業利益1,075億9,000万円(同7.7%増)、経常利益826億4,500万円(同4.0%増)、当期純利益580億7,100万円(同16.1%増)。

 コマーシャル不動産事業の営業収益2,712億3,900万円(同26.5%増)、営業利益393億5,500万円(同7.2%減)。物件売却が下期に集中したことや、竣工初期費用の計上などによって減益も、「キャピタルゲインは下期中心で予定しており、進捗は順調」(執行役常務の梅田直樹氏)。丸の内事業は「国際ビル閉館などがあったものの、オフィスのリーシングが好調。賃料改定もほとんどのケースで増額改定を実現できた」(同氏)ことから、営業収益1,978億4,300万円(同4.1%増)、営業利益484億400万円(同3.0%増)。

 住宅事業は営業収益1,933億2,800万円(同26.8%増)、営業利益200億3,700万円(同335.8%増)。分譲マンションは800戸(同42戸減)を売り上げ計上。粗利益率は35.3%と「都心高額物件で利益率が高かったことも奏功」(同氏)し、前年同期の26.3%を大きく上回った。マンション契約残高は3,498億5,100万円、このうち当期計上分は1,911億7,900万円。当期売り上げ予想に対する進捗率は95.2%となった。期中の新規発売は875戸(同39戸増)。今期の発売予定戸数は1,650戸。期末の完成在庫は66戸(同16戸増)。

 海外事業は営業収益565億7,500万円(同1.4%減)、営業利益111億9,400万円(同0.9%減)。投資マネジメント事業は営業収益155億100万円(同5.3%減)、営業損失13億100万円(前年同期:営業利益19億9,300万円)。設計監理・不動産サービス事業は営業収益361億4,800万円(前年同期比2.1%減)、営業利益29億100万円(同31.3%減)。

 通期業績に関しては、期初の予想どおり、営業収益1兆8,500億円、営業利益3,250億円、経常利益2,700億円、当期純利益1,950億円を見込む。


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