不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

首都圏既存M成約件数、大幅な増加が続く

 (公財)東日本不動産流通機構は11日、2025年10月の首都圏不動産流通市場動向を公表した。

 同月の首都圏中古(既存)マンション成約件数は4,222件(前年同月比36.5%増)となり、12ヵ月連続で前年同月を上回った。25年1月以降は10ヵ月連続で2桁%の増加。都県別では、東京都が2,234件(同39.7%増)、埼玉県454件(同20.7%増)、千葉県491件(同20.3%増)、神奈川県1,043件(同47.1%増)と全都県で大幅な増加となった。

 1平方メートル当たりの平均成約単価は85万3,500円(同13.6%上昇)で、20年5月以来66ヵ月連続で上昇が継続。1戸当たりの平均成約価格は5,325万円(同12.4%増)と、12ヵ月連続で上昇した。平均専有面積は62.39平方メートル(同1.0%減)。成約物件の平均築年数は26.68年で、前年同月より1.31年増加した。

 新規登録件数は1万5,959件(同4.4%減)となり4ヵ月連続の減少。在庫件数は4万3,669件(同4.8%減)と3ヵ月連続の減少となった。

 既存戸建ての成約件数は1,804件(同53.7%)となり、連続増が12ヵ月となった。都県別では、東京都が565件(同46.0%増)、埼玉県415件(同75.8%増)、千葉県387件(同39.2%増)、神奈川県437件(同60.1%増)、既存マンション同様にすべての都県で大幅増となった。平均成約価格は3,801万円(同0.6%上昇)と、小幅ながら2ヵ月ぶりに上昇した。


最新刊のお知らせ

2025年12月号

コスパと効果、どちらも大切! ご購読はこちら