大東建託(株)は13日、10月13日まで行なわれた大阪・関西万博で同社が提供した屋外イベントステージに使った木材を、建築資材や現場資材として再利用することを発表した。
同社は、会場整備参加サプライヤーとして万博に協賛。イベントステージ「ポップアップステージ(東内)」を整備した。同ステージには「CLTキャビン」3棟に国産CLTパネルや観客席を兼ねたウッドデッキに国産ツーバイフォー材を使用。CLTキャビンはユニット構造のためそのまま再生し、建設現場の事務所や資材・商品のPRスペースとして活用していく。またツーバイフォー材はリサイクル・パーティクルバードとして住宅の壁下地材として再利用するという。
また、「日本館」に使用されたCLTパネルに関しても、同社は再利用パートナーに選ばれており、同社の賃貸住宅展示場「ROOFLAG」(東京都江東区)の展示用モニュメント等への活用を予定している。
今回の取り組みで再利用される木材総量は約72立方メートル。構造材9,100本、二酸化炭素量固定量44t分に相当するという。