東京建物(株)は13日、2025年12月期第3四半期決算(連結)を公表した。
当期(25年1月1日~9月30日)は営業収益2,988億3,300万円(前年同期比17.0%減)、営業利益506億100万円(同17.9%減)、経常利益414億5,300万円(同22.4%減)、当期純利益295億1,500万円(同17.0%減)の減収減益となった。営業利益と持分法投資損益等、固定資産売却損益を加えた事業利益は505億2,500万円(同16.9%減)。
ビル事業は、ビル賃貸・施設運営が堅調に推移。投資家向け物件売却として「T-LOGI 京都伏見」(京都市伏見区)、「T-LOGI 千葉北」(千葉市花見川区)等を売り上げに計上し、営業収益1,220億3,400万円(同9.2%増)、営業利益326億6,300万円(同31.2%増)、事業利益329億1,200万円(同31.7%増)となった。
住宅事業は、投資家向け物件売却として「(仮称)白金台5丁目マンション計画」(東京都港区)等を売上に計上。住宅分譲において「Brillia Tower 箕面船場」(大阪府箕面市)等を売り上げに計上したが、前年同期に大型マンションを売上計上した影響等により、営業収益1,261億6,600万円(同35.9%減)、営業利益200億8,600万円(同47.0%減)、事業利益200億8,600万円(同46.4%減)の減収減益となった。
通期業績予想については、主要な利益項目を上方修正。修正後は、売上高4,700億円(前回予想増減率6.6%減)、営業利益925億円(同7.6%増)、経常利益785億円(同6.1%増)、当期純利益580億円(同5.5%増)を見込む。