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三井不他、災害発生に備えAIドローンの遠隔飛行を実証

屋上に設置したSkydio Dock for X10(写真左)と飛行の様子(写真右)

 三井不動産(株)とKDDIスマートドローン(株)は13日に行なわれた避難訓練に合わせ、大規模災害時に上空から情報収集することを目的としたAIドローンの遠隔飛行実証実験を実施した。

 首都直下型地震などの大規模災害発生時を想定し、自動充電ポート付きドローン「Skydio Dock for X10」と衛星通信「Starlink Business」を日本橋三井タワー(東京都中央区)の屋上に設置。屋上からの自動離着陸や広域映像の撮影を実施し、建物、道路、人流の状況を上空から広範囲に把握できることを確認した。また、地上通信網が途絶されても、衛星通信により安定した映像伝送が可能であることも確認した。

 今後は、首都直下型地震などの大規模災害発生時に、収集したデータを三井不動産の関連施設や周辺の状況把握に生かすとともに、関係機関に共有・連携することで、迅速かつ的確な救助活動や復旧活動につなげることを目指す。


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