NTTアーバンソリューションズ(株)は14日、AIによる集合知生成を活用したまちづくり実証実験を実施すると発表した。
同社グループが運営・整備する、難波宮跡公園内の商業施設「なノにわ」(大阪市中央区)の来訪者を対象に、「未来のなノにわこうならいいな」と題したアンケートを実施。施設や周辺地域の未来像に関する自由な意見を収集する。集まった意見を生成AIの活用により集約、画像と文章で可視化する。得られた成果は今後のまちづくりや施設運営に活かしていく予定。実験の期間は11月8~24日。
同社は、大阪・関西万博にて、「未来社会ショーケース事業」の一環として、万博公式アプリの提供を通じて集合知生成の実証を行なった。今回の実験は万博で得た技術と知見を実際のまちづくりに応用するためのノウハウ獲得が目的。同社は、「従来のアンケート収集・分析では捉えきれなかった意見を、生成AIの活用により集約・可視化し、地域の皆さまとまちを共創する」というテーマの実現可能性を探り、今後のまちづくりへの活用を目指す。