東急不動産ホールディングス(株)は17日、完全自動運転のシステム開発を手掛けるチューリング(株)(東京都品川区、代表取締役:山本一成氏)と、レベル5自動運転(完全自動運転)車両の実装に向けた資本業務提携基本契約を締結したと発表。
東急不動産HD傘下の東急不動産(株)は、トラックドライバー不足や都市部の回遊性向上等といった交通インフラを取り巻くさまざまな課題に対して、今後手掛ける新規開発案件や同社が関与する既存案件において、チューリングが開発するE2E自動運転技術を搭載した車両の走行データ収集への協力、両者での実証実験等を検討していく。
なお東急不動産HDは、同社が出資するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「TSVF2投資事業有限責任組合」を通じ、チューリングへの出資も行なった。
東急不動産は、佐賀県をはじめとする九州圏、茨城県や神奈川県などの関東圏において、国内主要産業拠点に位置する高速道路ICおよびスマートIC至近のエリアを面的に整備し、物理有施設や産業団地を全国でネットワークすることを目指す。