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現在の部屋、学生の7割が「防犯面で安心できる」

 アットホーム(株)は19日、「ユーザー動向調査 UNDER30 2025 賃貸編」の結果を公表した。過去2年以内に賃貸契約をして一人暮らしをしている全国の18~29歳の学生・社会人の男女1,635人が調査対象。調査期間は7月18~24日。

 現在の部屋の築年数は、学生・社会人とも「10年以内」が約20%でトップ。「新築」~「15年以内」の合計は6割を占め、築年数の平均は学生13.4年、社会人13.0年となった。最寄り駅までの徒歩分数は、学生・社会人ともに「10分以内」「15分以内」がトップ2に。「3分以内」から「15分以内」までを合計すると、それぞれ半数を超えた。

 現在、節約を意識しているものについて聞いたところ、学生・社会人ともに「食費」「水道・光熱費」「日用品費」「被服費」の順に上位を占めた。「住宅費」は、学生6.9%、社会人9.6%と、ともに1割以下で最下位。

 また、学生・社会人ともに約6割が「災害に対して不安を感じている」と回答。災害時にハザードマップに記載のある避難行動ができるかと聞いたところ、「いいえ」と答えた人は、学生65.0%、社会人67.7%と、避難に対しても不安を抱えている様子がうかがえた。
 現在の部屋は防犯面で安心できるかとの問いには、学生70.3%、社会人65.0%が「はい」と回答。防犯対策の有無については、学生52.4%、社会人57.4%が「いいえ」と回答し、半数以上が防犯対策をしていないことが分かった。

 部屋を探す際に最後まで重視したことは、学生・社会人ともに「2階以上」「通勤・通学に便利」「最寄り駅から近い」の順に上位を占めた。学生は社会人に比べ「通勤・通学に便利」が高い一方、社会人は「鉄筋コンクリート造もしくは鉄骨鉄筋コンクリート造」が高いのが特徴。
 重視した設備については、学生・社会人ともに「バス・トイレ別」が約5割と突出して高い結果に。社会人は「洗面所独立」(35.1%)、「エアコン」(33.2%)、「室内洗濯機置き場」(30.2%)が、いずれも3割を超えた。


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