野村不動産(株)は19日、コリビング賃貸レジデンス「TOMORE(トモア)」シリーズの第2弾「TOMORE田端」(東京都北区、総戸数160戸)の開業を発表した。
開発地はJR山手線・京浜東北線「田端」駅徒歩7分、東京メトロ千代田線「西日暮里」駅徒歩9分、日暮里舎人ライナー「西日暮里」駅徒歩9分に位置。敷地面積639.58平方メートル、鉄筋コンクリート造地上8階建て。
ソファなどを備えたコリビングスペースと在宅勤務などにも活用できるコワーキングラウンジ、合わせて200平方メートル超の共用スペースを用意。コワーキングラウンジにはコミュニティオーガナイザーが滞在し、イベント開催やコミュニケーション形成支援などを行なう。
居室内に個別の水回りを完備し、良好な生活動線の実現・プライバシー確保に配慮する。
2026年3月中旬より内覧会を開始し、同月下旬より入居開始とする予定。
同社住宅事業本部賃貸・シニア事業部賃貸住宅事業二課長の黒田翔太氏は、3月に入居を開始した初弾「TOMORE品川中延」(東京都品川区、総戸数135戸)の状況について、「20~30歳代の社会人が入居者の中心で、男女比はおおよそ半々。入居者による自発的なイベント開催などもみられるようになり、入居者アンケートでは82%が『満足』と回答するなど、期待通りの状況」と語り、「田端」についても想定ターゲット獲得について自信をのぞかせた。
なお「田端」のオープンに合わせて、新たに「ホッピング」サービスの提供を開始することを明らかにした。
TOMOREシリーズに併設されているコワーキングラウンジの相互利用およびコワーキングラウンジで開催されるイベントの相互参加を可能とする「Co-workingホッピング」と、TOMOREシリーズ間で転居する場合に初期費用(仲介手数料、敷金、礼金)などを無料とすることで、柔軟に住み替えができる「HOMEホッピング」を、TOMOREの入居者に提供する。同氏は、「ホッピングサービスにより、これまでにない暮らし方を提案・提供していく」と述べた。
「TOMORE」のシリーズ化、および第3弾物件の開発も決定済み。今後は、首都圏以外の都市での展開やリノベーションによる供給なども検討していく考え。