不動産情報サービスのアットホーム（株）は26日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」（2025年10月）を発表した。入居者が1ヵ月に支払う「賃料＋管理費・共益費等」を「家賃」と定義。首都圏（東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県）、札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市の全13エリアを調査している。調査・分析はアットホームラボ（株）。
賃貸マンションの面積帯別の平均募集家賃前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下（シングル向き）が福岡市（前年同月比13.9％上昇、平均家賃6万744円）、30～50平方メートル（カップル向き）は東京23区（同11.7％上昇、同17万1,031円）、50～70平方メートル（ファミリー向き）は福岡市（同11.8％上昇、同12万7,898円）、70平方メートル超（大型ファミリー向き）は福岡市（同10.0％上昇、同19万2,263円）。
平均募集家賃は、首都圏全エリア（東京23区・東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県）および仙台市・名古屋市・京都市・神戸市・福岡市の全10エリアが全面積帯で前年同月を上回った。
カップル向き・ファミリー向きが全てのエリアで前年同月を上回った。シングル向きでは東京23区が17ヵ月連続、大阪市が15ヵ月連続で最高値を更新。東京23区は4ヵ月連続で全面積帯において最高値となった。
賃貸アパートは、シングル向きが福岡市（同9.3％上昇、同4万7,172円）、カップル向きが東京23区（同9.5％上昇、同11万8,812円）、ファミリー向きは東京23区（同8.6％上昇、同16万7,990円）。
平均募集賃料は、カップル向き・ファミリー向きは全エリアで前年同月を上回った。東京23区はアパートにおいても全面積帯で最高値となった。