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東急不、「BRANZ」に環境性能の新基準を標準化

 東急不動産(株)は27日、分譲マンションブランド「BRANZ(ブランズ)」において、環境性能をさらに強化した「GX ZEH」基準を標準化すると発表した。

 「GX ZEH(Green Transformation ZEH)」基準は、経済産業省が進めている「住宅の省エネルギー化」施策の一つで、従来のZEH基準より断熱・省エネ・創エネ性能をさらに向上させた新しい環境基準。2027年度から新認証制度としてスタートし、経産省は段階的に新基準へ移行させ、30年代後半に広く普及させる方針。
 新制度導入に先駆け、同社分譲マンションの新築プロジェクトにおいて、同基準の仕様で標準化を開始する。

 導入の初弾は、「ブランズ西小山」(東京都品川区、総戸数28戸)で、一般販売住戸27戸のうち23戸が「GX ZEH」基準。断熱等性能等級を等級6へ引き上げ、居住快適性の向上とともに、空調効率が上がることで省エネにも寄与する。また、第1次エネルギー消費量等級を等級8(25年12月新設)へ引き上げ。エネルギー消費量を、従来の20%削減から35%以上削減へと拡大させるのに加え、光熱費・CO2消費量の削減にもつながるという。


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