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首都圏既存マンション価格、15ヵ月連続上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は27日、同社ネットワークにおける2025年10月の首都圏新築戸建ておよび中古(既存)マンションの登録価格データを公表した。

 同社の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された物件の1戸当たりの売り希望価格を、東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部/他)の8エリアで集計。アットホームラボ(株)が分析した。

 新築戸建ての平均価格は4,867万円(前月比0.8%上昇)と、3ヵ月連続で上昇した。エリア別では、東京23区7,959万円(同3.6%上昇)、東京都下5,054万円(同0.8%上昇)、横浜市・川崎市5,473万円(同0.3%上昇)、神奈川県他4,380万円(同0.8%上昇)、さいたま市4,586万円(同1.6%上昇)、埼玉県他3,794万円(同0.3%上昇)、千葉県西部4,559万円(同0.9%上昇)、千葉県他3,453万円(同0.5%上昇)。

 エリア別の前月比では、8エリアすべてで上昇。中でも東京23区は3.6%上昇と、17年1月以降で最大の上昇幅となった。また、前年同月比も全エリアで上昇しており、首都圏全体として上昇基調が継続している。なお、東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県西部の7エリアは、17年1月以降最高額を更新した。

 既存マンションの平均価格は4,914万円(同1.6%上昇)と、15ヵ月連続で上昇。エリア別では、東京23区7,645万円(同2.1%上昇)、東京都下3,423万円(同0.8%上昇)、横浜市・川崎市3,732万円(同0.9%上昇)、神奈川県他2,726万円(同変動なし)、さいたま市3,389万円(同1.3%下落)、埼玉県他2,564万円(同1.3%上昇)、千葉県西部2,915万円(同0.5%上昇)、千葉県他2,144万円(同1.0%下落)。

 エリア別の前月比は、さいたま市が1.3%下落、千葉県他が1.0%下落とやや大きめな下落となったが、東京23区は2.1%上昇と高い伸びを維持し、上昇傾向が続いている。前年同月比では、6ヵ月連続で全エリアが上昇した。なお、東京都(23区/都下)、横浜市・川崎市の3エリアは、17年1月以降最高額を更新。東京23区の最高額更新は15ヵ月連続となった。


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