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MIRARTH HD、雨水浸入箇所特定システムで特許

 MIRARTHホールディングス(株)は27日、建物における漏水の調査方法に関して特許を取得したと発表。

 特許を取得した手法は、検出用に混合した安全なガスを漏水箇所から注入。検出用ガスを可視化するカメラを用いて建物外部から撮影を行ない、雨水の浸入箇所を特定するというシステム。
 従来は、空気よりも軽い検出用気体を室内側の漏水箇所から注入し、屋外の外壁部から検出器を使用して壁の漏水箇所を特定する方法が一般的だった。しかしこの方法では検出器の検査範囲が狭く、さらに外壁部に足場を組み至近距離で調査をする必要があるため、足場設置費用の負担、および漏水箇所特定までに時間がかかることが課題とされていた。

 今回特許を取得したシステムを活用すると、足場を組む必要がないため、高層マンションを含む大型の建築物などで発生する漏水箇所特定調査が効率的に行なうことができる。結果、調査費用・期間の圧縮が見込めるという。

特許を祝した漏水箇所特定方法イメージ


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