サムティホールディングス(株)は11月28日、オーストラリアとニュージーランド両国の住宅セクターにおける最大手の運営会社である「UniLodge」を買収したと発表した。UniLodgeの筆頭株主であるPamoja Capitalとの間で、過半数の株式を取得することに合意。取引完了前にオーストラリアの関連規制当局からの承認をすべて取得するとしている。
UniLodgeは学生専用住宅(PBSA)を運営しているのに加え、同社子会社のEssence Communitiesは、ホワイトラベル型賃貸住宅(BTR)を運営。合計で4万5,000床以上を運営しており、国内外からの堅調な需要によって安定した運営実績を重ねている。
サムティHD代表取締役社長の小川靖展氏は、「今回の買収は、アジア太平洋地域における主要なアコモデーションサービスを提供する事業者として役割を拡大する、というサムティの目標を支えるもの。UniLodgeの物件を利用する学生と家族のために、高い宿泊施設基準を維持することを支援していく」としている。